利用者の脳の活動に合わせて機能するコンピューター・インターフェースの開発を目指す米国防総省国防高等研究計画庁(DARPA)の『増強された認知』(AugCog)計画が、民間企業に依頼する形で正式に動き始めた。ただし、心を読み取るパソコンを作る取り組みは、DARPA内でも継続される。

「なぜGoogleがここに参加したか」。Google最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏は、同社としてこれまで参加したことがないというトレードショー「Health Information Management Systems Society(HIMSS)」での基調演説でこう語りかけた。「最も重要な検索とは何か?」

 答えは健康だ。Schmidt氏は、米国人の約2人に1人が慢性の疾患にかかっていると述べた。一方でSchmidt氏は、同社に報告があった、Googleを使って心臓発作の症状について検索し、その後救急車を呼び一命を取り留めた男性を例に上げ、人々は既にウェブから情報を集めている、と語った。

第1世代ナレッジマネジメント「Document Centric KM」
第2世代ナレッジマネジメント「Human Centric KM」
第3世代ナレッジマネジメント「Neta Centric KM」

「生きた外殻」の草分けは、ブリンケンライト*プロジェクト

座学ではなく「プロジェクトベース教育」を経験することが大切

 システムデザインとマネジメントの教育にとって大切なのは現場である。以前から、工学部には設計の教育・研究があったが、あまり成功しているとは言い難かった。設計の基礎を教えることはできたが、設計そのものは座学で教えることは難しいし、設計と経営の経験のない教員がその本質を教えることも難しい