オープン・ソリューション
- 作者: 国領二郎
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 第一章 ソリューション志向
- 日本の今後
- 天然資源に恵まれない国として、人の生み出す付加価値しか売るものがない
- 組織内部の知的生産性を最大化させる仕組みづくりが、企業の最大の課題
- 誰がどのように実現するか?
- 大規模施設を中央集権的に作って管理することが必要なもの
- 小さなシステムを分権的に作った上で相互に連携して大きくできるもの
- 社会や組織の姿
- 多様な個人や組織に連携のための場を用意する
- 秩序を守りつつ、それぞれが持つ能力を結合する
- その結果、大きな価値を生み出す
やっぱり分散組織がオモシロい
Googleのあくまでも提供するものは検索サービスであって広告ではないということに通じるものがある。
- 第二章 オープン−自立・分散・協調の思想
脳の接続に似ているのかな
- 第三章 民のイニシアティブで解決する
- 民による公的サービス(例えば環境、安全、心等)
- 公:何らかのルールに基づいて社会に対して情報と参加が開かれていること
- 私:意図的に情報と参加が制限されていること
儲からないといわれている心のサービスを始めたいものだ
- 行政と株式会社の違い
- 一億人の人間が一円ずつ税金をだして5千万人が賛同したプロジェクトをやるのが行政
- 百人の志を持った一部の人間が百万円ずつだして一億円のプロジェクトをやるのが株式会社
- 株式会社はとがったプロジェクトができ、自由度が高い
- 自由度が高いということは、社会的に見て多様性が高いということ
- 自然界においても、社会においても多様性が確保されているのは重要
- 多様性の確保されたシステムは、環境の変化が起こったときに強い
株式会社以上のことが可能?