インターネット・アーカイブ

「インターネット・アーカイブ」の理念でもある、「すべての人智への開かれたアクセス」(Universal Access to All Human Knowledge)について
「このプロジェクトのそもそものきっかけは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で人工知能を研究していた時に、電子図書館をつくる、というアイディアにめぐり合ったことだ。電子図書館として機能するためには、保存された情報が多くの場所に配布される仕組みが必要だ。だがそれは、電子図書館のイメージを唱えたヴァネヴァー・ブッシュやテッド・ネルソンによって、理論的には実現可能なこともわかっていた」
「もうひとつは1995年に、(米ディジタル・イクイップメント〈DEC〉が開発した)大規模なウェブの情報収集能力をもつ検索エンジン『アルタビスタ』を目にしたことだ。実際に見せてもらいに行ったよ。インターネット上のあらゆるのウェブページが、コーラの販売機というか、冷蔵庫というか、そんな感じのボックスに納まっていた。アルタビスタは、世界中のデータを、1ヵ所にまとめてしまうことが可能だということを示していた」

理念から実践へのプロセスがいい