情報産業とは何か? [梅棹忠夫]
- 作者: 梅棹忠夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 文庫
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- 情報産業論再説
- 工業の変質p136
- 工業化こそがは近代化であると信じられているが、近代工業は粗雑なものに過ぎない。
- 工業生産の大部分はフィードバックのシステムを持っていない。結果は知らずにどんどん作っているだけで、どれだけどのように消費されているかというデータをあまり持っていない
- 人間というものは個別的に要求が違い、品物を使う状況も違うにもかかわらずである
- それが最近では、情報化がすすみフィードバック組織が確立して工業自体が非工業的なものに移行し始めている
- イデオロギーp138
広告に関しては、よくわからないが、情報のほうがものよりも価値が大きくなるというのは非常に納得できる。ただし、価値が大きくても今のところ対価はむずかしい。このあたりが工業が反イデオロギーになっているということなのだろう。