人間の本性とは何か?[スティーブン・ピンカー]

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)

  • 第五章 ブランクスレートの最後の抵抗
  • 脳は可塑性をもつか
    • 750メガバイトのゲノムで脳内の100兆個のシナプスを一つ一つを規定するのは不可能。だから、脳が入力に反応してなんらかの反応してなんらかの変化するのは間違いない。問題は『いかに』である。
    • それが可塑性であった。そのために可塑性が人間の潜在性が拡大される前触れとみなし、やがて脳の力を利用することによって、育児や教育やセラピーや老化に大変革が持たされるという見方がでた。
    • 脳が経験によって変化するという発見は、学習が考えられていたよりも強力だということを示しているのではない
    • 工場で組み立てられるコンピューターが、完成した後に初めてスイッチを入れられるんと違って、脳は組み立てられているあいだも活動しており、その活動性が組み立ての過程に関与しているらしい

インターネットのサービスに似ているのかもしれない。インターネット上ではトライアルされながら、徐々に磨かれていく。脳も同じようだ。