メーカーとディストリビューターそして脳研究

 梅田さんのブログからめっちゃ面白い丸山さんのブログにたどりつきました。これぞネットの恩恵って所でしょう。これまでは、梅田さんから丸山さん話を聞くことはできても、丸山さんの考えている他の事に出会うことはできなかったでしょうし。この無限の出会いの可能性が創造性を生むのでしょう!
 で、本題

アップルコンピューターが日本でスタートすると言う事から、日本のマスコミがこのところ、どのサイトが優位で、どのサイトが劣勢になるかと言った話や、どのサイトが100万曲を用意したが、このサイトはまだ20万曲しか用意していないとか、そんな話で持ちきりです。でもこういった話題の中に、音楽のにおいがまったくしません。ビジネスとしては、音楽を数量で推し量ることも必要ですが、それは音楽ビジネスの、一面にしか過ぎないでしょう。
(中略)
『配信』には新しい物を生み出すという、思想は何も無く、過去の財産をどの様に運用するかと言う、まるで金融業者が、お金を取り引きしている様に見えます。

 ビジネスになるものには、大きくメーカー的なものとディストリビューター的なものがあると思うが、最近はディストリビューターが活躍しすぎなような気がします。メーカーもがんばらねば!!(ただ、メーカーというとどうも最近はもの(ハード?)をつくることにだけ執着しすぎているので、ものだけにこだわらない必要はあると思うが。。。)
 音楽に関してもディストリビューターの行う配信事業が脚光を浴び、丸山さんのブログにもあるように量の多い少ないだけを競っていて非常につまらない。やはり新たな質を感じさせるようなものをインターネットという新たな手段をつかって生み出してもらいたいものだ。その意味でmF247は興味深い。ただ、残念ながら私はまったく音楽を聴かないので、そんな人のためにも新たなものをメイクできる場をどんどん作り出したいものだ。

これをふまえた、梅田さんのブログで

この文章における「配信」と「新しい音楽を生みだそうという試み」の違いが、まさに、ロングテール論における「厖大な数だが有限」と「無限大」の違いに呼応しているのだ。

 といった、この量と質、有限と無限のアナロジーを脳の研究に適応すれば、神経細胞の量がクリティカルマスをこえると質の変化を起こし意識という新しいものを生み出すといえると考えていたが、それよりも神経細胞が無限のつながりの可能性をもっているからこそ意識という新しいものを生み出したと考えるほうがよいのかもしれない。(強引かな。。。)