オープンソース

 初期のユーザーは、バグや、製品の未完全な仕様に対して寛大だ。彼らは、フリーソフトウェアを使えることや、開発に参加し、指針となることに価値を見いだす。彼らは、そのソフトウェアが思い通りに動くようにするための努力を惜しまないため、サポートにも機能追加にもコストがかからない。それを売り物にはしないのだ。
 懸命の努力の結果、しばらくすればソフトウェアの仕様も完成度が高まり、安定性も出てくる。プロジェクトもここまでくれば、コードを徹底的に調べる意欲も能力もないユーザーにまで対応できるようになる。これらのユーザーがビジネスモデルを作り上げていく。彼らこそが市場なのだ。

 作る人から使う人への橋渡しが大事ということだろう