ヒト資本主義

ポータルから、総合コンテンツサービスへと進化しようとする「ヤフー」、ネット書店から総合オンライン通販企業を目指している「アマゾン・ドット・コム」などは、従来型発想のネット企業である。ビジネスモデルを組織構造に分解し、必要な人材像を定義して、現実の「ヒト」を当てはめる。
 特徴はトップの顔はよく見えるが、トップ以外の「ヒト」のイメージが湧いてこない。ビジネスモデルを素早く回して進化させる「人材」主体の企業ではなかろうか。
 これに対して、「グーグル」を見てみよう。何しろトップクラスとみんなが認める、検索技術の達人を集める。強い技術志向の価値観を持った「ヒト」が集まって、何か新しくて、挑戦的なものに絶えず取り組む。自由に発想し集うのに最適な環境を提供する。「ヒト」の持つ技術が先で、後からビジネスモデルが付いてくる。

ヤフーやアマゾンとグーグルをこのような視点からわけるのはとっても面白い
脳の研究者としても、この視点であれば何かしら面白いことが出来そう