企業文化

 どちらの企業文化がネット企業に適しているか。この問いに対する答え次第で、新たに設立されるネット企業に求められる事柄が変化し、長期にわたって影響を及ぼすことになるかもしれない。Yahooのほうが優れているとなれば、投資家はTerry SemelのようなCEOを強く求めるようになるだろう。長い間Warner Bros.の幹部として働いていた同氏は、メディアの世界に詳しく、また非常に生真面目な指令を出すことで知られている。それに対して、Googleが今後も圧倒的な急成長を続けた場合、投資家が求めるのはEric SchmidtのようなCEOになる。学校時代からその後のキャリアに至るまで、一貫して技術畑を歩んできた同氏は、技術に対して情熱を抱き、部下のエンジニアが脚光を浴びることに喜びを感じている。

 本来、技術者の思いを大事にしてボトムアップ的に育てていくのは日本企業の十八番だったと思うのだが。。。まことに残念。