オープン

インターネットの現状を見ていると、企業以外の場所でさまざまなものが生まれている。Linuxはその典型で、コミュニティ内で開発し、すべての人で共有して使おうという考えだ。コミュニティで生まれたものが、共有されて成功している
最後に強調したのも、やはりオープンであることだ。同氏は、Web2.0と呼ばれる次世代ウェブに取り組む企業でも、「成功しつつあるのは、たいていオープンソースで開発し、周りの人たちとつながっている」とした。また、インターネット業界でも大企業が増えているが、「面白い技術やアイデアは小さな会社からでも多く生まれてくる。これからの10年は、ボトムアップで小さな企業がだんだん育ってくる時代になるのではないか」と述べた

これほどまでにインターネットが影響力をもってくると多くの企業が自分のためだけに使うことを考え始める。その中でいかにオープンな状況を維持できるかがインターネットが存在し続けることができるかの瀬戸際になるのであろう。